こんばんは、河本です。
スポーツ傷害・障害・外傷の違いはどうでしたか?
今回は、スポーツ障害のなかの使い過ぎ症候群(オーバーユース)に
ついてお話しさせていただきます。
使い過ぎ症候群とは筋肉の使い過ぎによる、筋肉・腱・腱付着部の炎症で、
特に発育途上のにある子供に起こりやすい。
どんな怪我があるのかと言いますと
・腱炎(けんえん)
腱を繰り返し伸ばした為、腱の繊維に微小な断裂(切れ目)ができ
炎症が生じる。
腱が固くて弱い人のアキレス腱・肩の腱板・上腕二頭筋・膝蓋骨に
起こりやすい。
・神経炎(しんけいえん)
骨周辺の神経の摩擦や、ひっかかりにより生じた神経の炎症
・軟骨の摩耗、断裂
衝撃や摩擦が加わった為の、軟骨の損傷。関節軟骨や膝の半月板におこる。
・離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)
打撲や摩擦が繰り返し加わった為に、骨の端が小さな骨と軟骨とに
分離して遊離体(ゆうりたい)となったものです。
骨片が剥がれ、関節の中に落ち込んで動く関節鼠(かんせつねずみ)の
状態になることもある。
(関節鼠)主として軟骨や骨の小片が、関節何に遊離して動き回るものを
関節遊離体、あるいは関節鼠ともいう。
・コンパートメント症候群
筋肉の腱膜などで区分された1つの区画(コンパートメント)に大量の
血液が流れ込み、その筋肉が腫れた状態。
コンパート内で筋肉の内圧が上昇して筋肉や神経を圧迫し、筋肉の緊迫感・
無感覚・筋力低下などが現れます。
激しいトレーニングを行っている時に下腿(ふくらはぎなど)に
起こる事が多い。
・疲労骨折
骨の表面にできる細かいひびで、オーバーロード(筋力、持久性、柔軟性
を高める為の通常よりつよく長時間のトレーニング)を繰り返すと起こります。
明かな外傷はなく、運動直後のみ痛みが出るものから、安静時でも痛みが
続くものまで様々です。
スポーツの種目により発生しやすい部位は、異なります。
これらの予防は
ウォーミングアップやクールダウンをしっかり行いましょう。
ウォーミングアップする事で、体温と筋温を上げる事ができ血流の流れが
速くなって身体全体に酸素を沢山運ぶ事ができ、また筋肉にもたくさん
酸素を運ぶ事ができます。
それにより筋肉や内臓がきちんと機能する様になり筋力がつきます。
筋肉の温度が上がれば関節もスムーズに動き、柔軟運動を行う事で関節の
可動域が広がります。
クールダウンはただ身体を冷やすのではなく、運動のデメリットを最小限に
抑える為、必要不可欠。
身体に溜まった疲労を軽減し身体の故障を予防する事に繋がります。
スポーツは、一部の筋肉を酷使する性質を持っており、酷使された部位には
疲労物質である、乳酸が溜まります。
クールダウンする事で、乳酸を体に均等に拡散でき酷使した部位の疲れを
軽減し、疲労の度合いを小さくします。
普段から、マッサージとともに柔軟運動やストレッチなどを行い怪我の
防止に務めましょう。
自宅でマッサージをする際や運動の前後に高濃度酸素オイルを使用すると、
更に効果的が上がるので、お薦めします。