腰痛なのに腰を揉んでも良くならない理由
「腰が痛いから、腰を揉んでいるのに良くならない」
そんな経験はありませんか?
マッサージを受けた直後は少し楽になるけれど、数時間するとまた痛くなる。
この場合、痛みを感じている「腰」と、腰痛の原因になっている場所が違う可能性があります。
腰が痛い=腰が原因とは限りません
腰痛があると、どうしても痛い場所を直接揉みたくなります。
しかし、腰は体の中心にあり、
・股関節
・お尻
・太もも
・背中
・お腹
・体幹
など、さまざまな部分の影響を受けています。
例えば、股関節が硬くなっていると、腰が動きを補わなければならなくなります。
お尻の筋肉がうまく使えていなければ、腰に負担が集中することもあります。
つまり、
「腰が頑張りすぎて痛くなっている」
というケースもあるのです。
「揉むと楽になる」のに、また痛くなるのはなぜ?
腰を揉むことで筋肉の緊張が一時的に和らぎ、痛みが軽くなることがあります。
しかし、腰に負担をかけている原因がそのままだと、
「揉む」
↓
「一時的に楽になる」
↓
「いつもの動きに戻る」
↓
「また腰に負担がかかる」
↓
「痛くなる」
という繰り返しになることがあります。
そのため、腰痛では痛い場所だけを見るのではなく、体全体の動きや使い方を見ることが大切です。
例えばこんなところをチェック
① 股関節
股関節の動きが悪いと、腰が代わりに動きすぎることがあります。
② お尻
お尻の筋肉がうまく使えていないと、立つ・歩く・階段などで腰への負担が増えることがあります。
③ 太もも
太ももの筋肉の硬さや筋力低下も、姿勢や動作に影響します。
④ 体幹
体幹が安定しないと、腰が体を支える役割を担いすぎてしまう場合があります。
腰痛改善で大切なのは「腰を揉むこと」だけではありません
腰痛への対応では、
「どこが痛いか?」
だけでなく、
「なぜそこに負担がかかっているのか?」
を考えることが重要です。
筋肉の緊張を緩めることに加えて、関節の動きや姿勢、筋力、体の使い方などを確認することで、腰にかかる負担を減らせる可能性があります。
「腰を揉んでもすぐ戻ってしまう」
そんな方は、腰だけではなく股関節・お尻・太もも・体幹なども一度チェックしてみましょう。
まとめ
腰痛だからといって、必ずしも腰だけに原因があるとは限りません。
痛い場所=原因とは限らない。
これが、腰痛を考えるうえで大切なポイントです。
当院でも、腰だけを見るのではなく、姿勢や動作、股関節や下半身の状態などを確認しながら、その方に合わせた施術や運動療法をご提案しています。
※強い痛み、脚のしびれ・脱力、排尿・排便の異常、発熱などを伴う場合は、早めに医療機関を受診してください。
