「ぎっくり腰」は、正式には「急性腰痛症」と呼ばれる症状で、突然腰に激しい痛みが走ることを指します。重いものを持ち上げたり、ちょっとした動作をした時にも起こることがあり、誰にでも起こり得る身近な症状です。
ぎっくり腰になったとき、適切な対応を行えば、回復が早まり痛みも軽減できます。ここでは、ぎっくり腰になった際に正しく対処する方法について詳しく解説します。
1. 発症直後は安静にする
ぎっくり腰が発症した直後は、激しい痛みのため動くのが難しい場合があります。無理に動かすことは症状を悪化させる可能性がありますので、まずはできるだけ楽な姿勢を見つけて安静にしましょう。
痛みが強い場合は、横向きで膝を軽く曲げる「横向き姿勢」や、膝の下に枕やクッションを置いて仰向けになる「仰向けで膝を曲げた姿勢」が楽だと感じる方が多いです。どの姿勢が自分にとって楽なのかを探し、安定させましょう。
2. 患部を冷やす
ぎっくり腰は、筋肉や靭帯などの急激な損傷による炎症が原因で痛みを引き起こします。そのため、発症直後の炎症が強い時期(通常24〜72時間)は患部を冷やすことが推奨されています。
氷嚢や冷湿布などで腰の痛みを感じる箇所を15~20分程度冷やし、1時間ほど休憩を挟んで再度冷やす方法を繰り返します。冷却することで炎症が抑えられ、痛みの軽減につながります。
ただし、冷やし過ぎは凍傷や筋肉の硬直を招く恐れがあるため、冷却時間を守って適切に行いましょう。
3. 無理にマッサージをしない
ぎっくり腰の直後に強いマッサージを受けたり、自己流で揉みほぐしたりすると、かえって炎症を悪化させる可能性があります。特に発症直後の炎症期には、マッサージや強い刺激は控えることが重要です。
強い痛みが落ち着き炎症が引いてから、医療機関や専門家に相談のうえ適切なマッサージやリハビリを受けるようにしましょう。
4. コルセットなどを利用して腰を固定する
発症後、安静にするだけでは日常生活に支障が出る場合があります。その際はコルセットを使用して腰を安定させることが推奨されます。腰部の安定性が増し、痛みを軽減しつつ日常生活を送ることが可能になります。
しかし、長期的にコルセットに依存すると筋力低下につながるため、痛みが和らいだら徐々に使用時間を減らしていくことが大切です。
5. 痛みが落ち着いたら徐々に動く
ぎっくり腰になった後、過度な安静を続けると筋肉が硬くなり、逆に回復が遅れてしまうことがあります。発症後1~2日して強い痛みが和らいできたら、無理のない範囲で徐々に身体を動かすことが重要です。
軽く歩いたり、ゆっくりと腰を動かすストレッチなどから始め、少しずつ日常の動作を再開していきましょう。痛みが強くなる場合は、無理をせず医療機関に相談しましょう。
6. 温めるのは急性期が過ぎてから
ぎっくり腰の発症から数日が経ち、痛みが落ち着いて炎症が引いたら、今度は温めることが効果的です。温めることで筋肉の血流が改善し、回復を促進することが期待できます。
温湿布や温かいお風呂にゆっくりと浸かるなどの方法で腰周りを温めるのが効果的です。ただし、急性期の炎症があるうちは、温めると逆に炎症が悪化するため注意が必要です。
7. 再発防止に努める
ぎっくり腰は、一度経験すると再発する可能性が高いとされています。そのため、再発防止のために日常生活の中で腰に負担をかけない動作や姿勢を意識することが大切です。
特に、物を持ち上げる際は膝を曲げて腰を落とす、座る時には深く腰掛けて背筋を伸ばすなど、腰への負担を減らす動作を習慣化しましょう。また、日頃から適度な運動やストレッチで筋力を維持し、柔軟性を高めることも効果的です。
8. 症状が長引く場合は医療機関へ
ぎっくり腰は、通常であれば数日~1週間程度で症状が落ち着いてきますが、痛みが長引く場合や足にしびれがある場合は、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛など別の病気が隠れている可能性もあります。
痛みやしびれが1週間以上続く場合や、日常生活に支障が出るほど強い痛みが続く場合は自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診しましょう。
まずはお気軽に「さつき通り鍼灸接骨院」にお問い合わせください。
まとめ
ぎっくり腰は誰にでも起こり得る身近な症状ですが、適切な対応を知っておくことで早期回復が期待できます。発症直後の冷却や安静、炎症が治まった後の適切な運動や温熱療法、そして再発防止のための日常的なケアが大切です。
